落合博満氏「村上が打たなければヤクルトは勝てない」に込めた24歳大砲への思い

[ 2024年5月13日 19:00 ]

ひげを蓄えた姿がダンディーな落合博満氏(「落合博満のオレ流チャンネル」から)

 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(70)が13日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。ここまでのプロ野球のセ・パ両リーグの戦いぶりについて語った。

 パ・リーグを少し抜け出したソフトバンクや、山本由伸と山崎福也が抜けたオリックスの戦いぶり、そして「横一線」と言い切ったセ・リーグについてや交流戦への独自の考え方を語った落合氏。

 動画終盤で、現在ケガ人も続出しリーグ最下位と苦しんでいるヤクルトに対して突然言及した。

 「ヤクルト浮上は、村上がどうやって打つかということだけですよ」。村上宗隆(24)の存在はやはり気になるか問われると「村上が打たなければヤクルトは勝てない」と真剣な表情で語った。

 11日に行われた神宮でのヤクルト―巨人の一戦を引き合いに出し「4番の差がはっきり出た」試合だったと断言。「岡本(和真=27)の2本のホームランと、ランナーを置いての村上の凡打…4打数無安打というのがまともに(勝敗に)響いた試合でね」と例を挙げた。「人間のやることなんで、打てる時もあれば打てない時もある…ヤクルトは村上次第ですよ」と、オレ流節で村上への期待の大きさを示した落合氏。動画内でも「不器用なエール」とテロップが流れる中「だからエースと4番っていうのは、それだけ(チームの)勝ち負けに直結しているというね。12球団の4番は1本でも2本でも多くホームランを打つという気構えで野球をやってください」とまだまだ長く険しい戦いが続くペナントレースを戦う全球団、全選手、スタッフにエールを送った。

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