ヌートバー母・久美子さん WBC金メダルの行方明かす「ママにあげるって…いただきました。優しいよね」

[ 2023年12月19日 20:59 ]

WBC決勝<日本・米国>優勝会見を終え引き揚げるヌートバー(撮影・会津 智海)
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 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表として世界一に貢献したラーズ・ヌートバー外野手(カージナルス)の母・久美子さんが18日放送のBSテレ東「サムライの魂を持つ男」(後7・00)に出演。元日本ハムの斎藤佑樹氏(35)と対談した。

 5夜連続放送中の「BS5局共同企画 テレビが伝える“プロ野球”~あの歴史的瞬間、そして、未来へ~」の一環で、斎藤氏が渡米。ヌートバーの故郷・ロサンゼルス郊外のエル・セグンドにあるジョージ・ブレットフィールドで久美子さんと対面したほか、現地で日系人選手のルーツを探った。

 ヌートバーが選出された時の心境として、「その前にラーズが言ってたの。もし選ばれたらどうするかとか。私その時は何ふざけたこと言ってるの~って感じで。選ばれるわけないじゃんって。まだメジャー駆け出しだし。侍ジャパンだよ?だって。もう大谷君とかがプレーする世界だよ?そんな甘っちょろいこと言ってるんじゃないの!って流してたの」と回想。

 かつて斎藤氏らが代表入りした高校日本代表メンバーをホームステイで迎え入れた経験があり、日本代表に憧れていたヌートバー。選出が確実となり「もう部屋で飛び回ってました。うれしくてうれしくて」と大喜びしていた姿を明かした。

 「大谷君とかすごいレベルの人たちとプレーして、刺激になったと思う。あんな大谷君のバッティングプラクティス見て、あんなに飛ばされて。なんで僕が次なんだよって。でも、ああいう風になれるようにって思ったって言ってたよ。高い目標ができたのね」と、大谷翔平(当時エンゼルス)の強烈な飛距離に驚きながらも、確実に影響を受けていたという。

 WBC後、「ありがとうっていう言葉と、金メダルはママにあげるって。金メダルはいただきました」と明かし、「金メダルくれちゃうなんてね、優しいよね。でも夫のチャーリーがすぐ金庫にしまってた」と苦笑しながらも、息子の優しさに喜びをかみしめていた。

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