中日・涌井「佐藤くんの打てるところに投げてしまった」 2回1/3を4失点KOで両リーグワースト10敗

[ 2023年7月17日 22:16 ]

セ・リーグ   中日1―4阪神 ( 2023年7月17日    甲子園 )

<神・中>2回、失点を重ねベンチに戻る涌井(撮影・後藤 正志)
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 中日は投打で精彩を欠き、連勝は3でストップ。98年以来25年ぶりとなる甲子園同一カード3連勝を逃し、2年連続の最下位で前半戦を終えた。

 先発・涌井が今季最短となる2回1/3を4失点KOされ、両リーグワースト10敗目を喫した。初回に安打と四球などで2死一、二塁を招き、佐藤輝に決勝3ランを被弾。2回1死二塁では投手の西純に中前適時打を浴び主導権を手放した。

 涌井は「ノイジーに簡単に四球を与えてしまったことが…。佐藤くんの打てるところに投げてしまった」と悔やんだ。

 打線も決定機を逸した。初回2死満塁でビシエドが三ゴロに倒れるなど、あと1本が出なかった。昨季最多安打を記録した岡林が3安打し両リーグ最速となる100安打に到達するなど、チームとして11安打を放ちながら1点止まりだった。

 立浪監督は「初回いきなりチャンスをつぶしたので、悪い流れで(涌井は)立ち上がりに。初回(の攻撃)が全てだったと思います。阪神も、あれだけチャンスをつくったけど、というところで、何回か、こちらに流れが来そうなところで、追いつけなかった」と唇をかんだ。

 借金14を抱え、昨季に続く最下位ターン。指揮官は「最後の方は少し、いい試合もあったが、ミスや課題がたくさん出る試合があるので。これはもう、練習して克服していくしかないと思う。特に守備。取れるアウトをしっかり取れるように、ダブルプレーもそうですし。しっかり、やっていかないといけない。(若手は)当たり前に出られると思ってはね、プロの集団なので。いつまでも同じミスをしてはいけないし、厳しくやっていきたい」と誓った。

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