巨人 原政権下初の2年連続借金ターン 壮絶な打ち合いに敗れて5連敗 6点差を逆転も…

[ 2023年7月17日 22:20 ]

セ・リーグ   巨人10―11ヤクルト ( 2023年7月17日    神宮 )

<ヤ・巨>ベンチの原監督(撮影・村上 大輔)
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 巨人は両軍合わせて30安打21得点というヤクルトとの壮絶な打ち合いに敗れ、4月以来3カ月ぶり今季2度目の5連敗。借金2で球宴前の前半戦を終えた。

 借金5だった昨季に続き、原監督政権下では初の2年連続借金ターン。同一カード3連敗は4月の広島戦、5月の中日戦、阪神戦に続いて今季4度目で、いずれも敵地となっている。

 7回零封好投で2勝目を挙げた8日のDeNA戦(東京D)から中8日で先発した菅野が初回に2本塁打を含む6安打を浴び、自己最短の1/3回で6失点KO。波乱のスタートとなったが、ここから壮絶な打ち合いとなった。

 2回に門脇の適時打で2点返し、3回には秋広のプロ初の2戦連発となる8号2ラン、丸の押し出し四球、代打・長野の適時打で一挙4点を挙げ、6―6の同点。4回には岡本和の犠飛で7―6と6点差をひっくり返して逆転に成功した。

 だが、直後の4回、4番手右腕・鈴木康が2死満塁のピンチを招いて降板すると、ここでリリーフした5番手右腕・船迫が内山に左中間スタンドへ6号満塁弾を叩き込まれて7―6から7―10に。内山には初回に菅野が5号2ランされており、2本塁打で6打点を許した。

 直後の5回に門脇が69日ぶりとなるプロ2号ソロを放って8―10。7回にはウォーカーの2点適時打で再び10―10の同点とした。

 だが、10―10のまま突入した延長10回だった。前の回からイニングまたぎとなった8番手左腕・中川が1死から中村に左翼線二塁打され、村上の一ゴロで2死三塁。オスナを申告敬遠した2死一、三塁から武岡に左前へサヨナラ打を打たれた。巨人のサヨナラ負けは今季初で、昨年7月2日の広島戦(マツダ)以来。15試合連続無失点が続いていた中川は16試合ぶりの失点で今季初黒星を喫している。

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