エンゼルス痛恨敗戦 大谷2戦連発34号も及ばず ネビン監督8回から執念継投も裏目、7回以降5発被弾

[ 2023年7月17日 11:40 ]

ア・リーグ   エンゼルス8ー9アストロズ ( 2023年7月16日    アナハイム )

<エンゼルス・アストロズ>9回、大谷はソロを放つ(撮影・沢田 明徳)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(29)が16日(日本時間17日午前8時10分)、本拠地でのアストロズ戦に「2番・DH」で先発出場。9回に1点差と迫る34号ソロを放ち、4打数1安打1打点をマークした。しかし、あと一歩で2日連続のミラクルとはならず、チームは8-9でアストロズに逆転負けを喫した。

 相手先発は右腕・ハビエル。今季は17試合に投げて7勝1敗、防御率4.34。大谷はハビエルに対し、過去19打数6安打。打率.316、2本塁打、5打点と好相性で34号本塁打が期待された。第1打席は本塁打まであと一歩の大ファウルを放ち、101・6マイル(約163・5キロ)の鋭い打球も遊直。第2打席は二ゴロ、第3打席は中飛、第4打席は申告敬遠だった。

 1-1で迎えた4回1死一、三塁。先発デビューとなった8番・キャベッジが左翼線に適時二塁打で勝ち越し。走者一掃の一打でメジャー初打点をマークした。

 しかし、救援陣が踏ん張れず7回に2発を浴びて同点に。それでも3-3で迎えた7回。2死一塁から1番・ネトが勝ち越しの適時打。続いて大谷の第4打席を迎えた。2番手右腕・クーネルとマルドナドのアストロズバッテリーは勝負にいったたが、3ボールとなったところでベンチは敬遠を申告。場内からは大ブーイングが起きた。

 なおもモニアクが死球で満塁とすると、4番・ウォードが走者一掃となる右中間適時二塁打で3点を加点。ネビン監督は抑えのエステベスを8回から投入する執念の采配を見せた。しかし、2ランを被弾して2点差に迫られると、9回から登板したバリアが2発を浴びてリードを守り切れなかった。

 それでも2点を追う9回、1死走者なしから大谷が、右腕・メイトンが投じた初球の内角高め直球を振り抜き、メジャートップ独走となる34号中越えソロで1点差に迫った。エンゼルスは続くモニアクの中前打などで2死一、二塁とし、一発サヨナラの大チャンス。しかし、6番・タイスが放った右翼への鋭い打球をタッカーがダイビングキャッチ。好捕に阻まれ、あえなくゲームセットとなった。

 前日の同カードでは、大谷は9回に反撃のきっかけとなる33号ソロ。チームは延長10回の末、サヨナラ勝ちして連敗を6で止めた。

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