巨人・中川が今季初黒星 10―10の延長10回、武岡にサヨナラ打 連続無失点が15試合で止まる

[ 2023年7月17日 22:49 ]

セ・リーグ   巨人10―11ヤクルト ( 2023年7月17日    神宮 )

<ヤ・巨>延長10回、武岡にサヨナラ打を許した中川 (撮影・西川祐介)
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 巨人の中川皓太投手(29)が両軍合わせて30安打21得点という壮絶な打ち合いとなったヤクルト戦(神宮)で延長10回にサヨナラ打を浴び、今季初黒星。連続無失点は15試合でストップした。

 10―10のまま突入した延長10回だった。前の回からイニングまたぎとなった8番手左腕・中川は1死から中村に左翼線二塁打され、村上の一ゴロで2死三塁。オスナを申告敬遠した2死一、三塁から武岡に左前へサヨナラ打を打たれた。

 巨人のサヨナラ負けは今季初で、昨年7月2日の広島戦(マツダ)以来。15試合連続無失点が続いていた中川は16試合ぶりの失点で今季初黒星となった。

 昨季は腰痛の影響で登板がなく、育成契約を経て今年5月15日に支配下へ復帰。6月15日の西武戦(東京D)では2―2の9回に登板した大勢がわずか3球で危険球退場となった無死一、二塁のピンチに緊急登板。三振、併殺打で見事な火消しぶりを見せた。

 そして、6月25日の広島戦(マツダ)からベンチ入りを外れていた守護神・大勢投手(24)が同30日に出場選手登録抹消。この日のヤクルト戦は先発右腕・菅野が初回1死しか取れず、2本塁打を含む6安打を浴びて6失点KO。1/3回での降板は菅野にとってプロ11年目で最短KOとなり、そこから壮絶な打ち合いとなった。

 投手陣は、菅野降板後の初回1死から2番手右腕・三上が登板し、2回には早くも3番手左腕・バルドナードがマウンドへ。3回には4番手右腕・鈴木康が登板したが、イニングまたぎとなった4回、2死満塁のピンチを招いて降板すると、ここでリリーフした5番手右腕・船迫が内山に左中間スタンドへ6号満塁弾を叩き込まれて7―6から7―10に。

 直後の5回に門脇が69日ぶりとなるプロ2号ソロを放って8―10。7回にはウォーカーの2点適時打で再び10―10の同点としたが、力尽きた。

 巨人は8投手を含めて22人、ヤクルトは7投手を含めて21人が出場。巨人は先発の菅野を含めて9投手がベンチ入りしていたが、菅野の1/3回降板により、5回で早くも6番手左腕・高梨が登板。鈴木康、高梨、ビーディ、中川とリリーフ陣4人がイニングまたぎを余儀なくされ、4時間19分の死闘だった。

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