堅田、最大5点差逆転で滋賀3回戦進出 途中出場の1年生・辻田亮輔が「人生初」のサヨナラ打

[ 2023年7月17日 16:13 ]

第105回全国高校野球選手権滋賀大会2回戦   堅田7―6八幡 ( 2023年7月17日    マイネットスタジアム皇子山 )

<堅田・八幡>9回無死満塁からサヨナラ打を放った堅田の辻田亮輔投手
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 堅田が最大5点の劣勢を跳ね返し、3回戦に駒を進めた。6回表を終えて0―5だったが、6回裏に1点、7回裏に5点を挙げて逆転に成功。9回表に同点とされたが、その裏に三塁打と2つの申告故意四球で無死満塁の好機をつくり、途中出場の1年生・辻田亮輔投手が中越えにサヨナラ打を放った。

 「サヨナラ打は人生初です。少しでも3年生と長く野球ができるようにと思っていた」

 野球選手としては珍しい左投げ右打ち。ペンと箸も左で使っており利き手は左だが、最初にバットを振ったのが右で、そのまま右打者としてプレーしてきた。堅田へ入学する前に左打ちに挑戦したが、しっくりこなかったという。

 本業の投手としては0―5の5回から登板。公式戦初登板の緊張を感じさせず直球中心の押していく投球で、走者を出しながらも得点は許さなかった。9回に連打で招いた1死一、三塁から中犠飛で同点を許したが、その裏に自らのバットで大仕事をやってのけた。

 3回戦の対戦相手は、今春の選抜大会に出場した彦根総合だ。
 「強い相手なので、どれだけ通用するか試したい」

 強い相手にも憶することなく挑んでいく。

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