関大2季ぶりV MVP金丸 神宮懸けさあ関西選手権「最少失点に抑えてチームに勢いがつくような投球を」

[ 2022年10月24日 06:00 ]

関西学生野球秋季リーグ戦 第8節2回戦   関大4―0関学大 ( 2022年10月23日    わかさスタジアム京都 )

<関大・関学大>2季ぶり39度目の優勝を決め歓喜の輪を作る関大ナイン(撮影・須田麻祐子)
Photo By スポニチ

 関大が関学大に連勝し、2季ぶり(20年春は中止。旧リーグ含む)39度目のリーグ優勝を飾った。明治神宮大会出場をかけて関西地区大学野球選手権(29日~11月1日・南港中央)に出場。全日程を終え、表彰選手も発表された。

 秋に限れば直近9年で6度目のリーグ優勝。“秋の関大”は健在だ。4回に打者一巡で一挙4得点。最速150キロ右腕の鷲尾昂哉が直球を軸に圧倒し、3安打に抑える完封でリードを守り切った。

 「持ち味である直球でファウルやフライアウトを多く取れた。最後は気持ちで抑えることができた」

 最終節は22日の1回戦で2年後のドラフト候補に挙がる最速151キロ左腕の金丸夢斗も4安打完封。連続完封で頂点をつかんだ早瀬万豊監督は左右の両輪をたたえた。

 「2人とも精神的にも肉体的にもタフになって、最後まで投げさせよう…という気にさせてくれる投手に成長した。春が終わった時に“完投できるような投手にならんとつまらんで”と。本人らが完投したいという気持ちがあって、練習をやってくれた」

 昨秋は関西選手権で敗れて神宮の舞台には進めなかった。今秋最多の6勝を挙げて初の最優秀選手に選出された金丸は「リーグ戦と変わらずに、最少失点に抑えてチームに勢いがつくような投球をしたい」と気合を入れ直した。(須田 麻祐子)

続きを表示

この記事のフォト

2022年10月24日のニュース