ソフトバンク4軍の心得語った小川“初代監督” ハングリー精神植え付ける

[ 2022年10月24日 05:00 ]

ソフトバンク・小川史3軍監督
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 来季、新設されるソフトバンクの4軍初代監督に就任する小川史3軍監督(62)が23日、福岡県筑後市のファーム施設で対応し「4軍の心得」を語った。

 球界初の4軍制を見据え、ドラフトでは昨年同様史上最多14人の育成選手を指名。小川3軍監督は「球界初なので何が成功かは難しいけど、底辺を広げる意味では野球界のためにもなる。育成もあるので凄く責任感は感じている」と語った。

 11年以降、合計5シーズンも「3軍監督」を務めてきた。チーム内では千賀、甲斐、牧原大、周東ら多くの育成出身のスターが誕生したが一番、重要なことは社会人としての基礎だ。「高校生が多いので責任と自覚を持たせたい。(狩猟)民族じゃないけど、外で狩りに出て、ご飯を取ってこないと食べていけないぞと。プロ野球という職業、社会で生きていくタフさを教えないとね」。プロの厳しさを伝え、ハングリー精神を植え付ける。

 球団は施設内の「若鷹寮」を増設する予定で、部屋数やロッカー、トレーニングルームも拡大する。既に着工しており、完成は来年の8月を予定する。

 ドラフト1位指名のイヒネ・イツアを指導する可能性もある指揮官は「映像を見たけど背も大きいし、スピードもある。まずは自分で見てみたいね」と対面を心待ちにした。(福井 亮太)

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