勝率最下位で第6シードのフィリーズがWSに進出 ハーパーがMVP

[ 2022年10月24日 11:59 ]

ナ・リーグ優勝決定シリーズ第5戦   フィリーズ4―3パドレス ( 2022年10月23日    フィラデルフィア )

13年ぶりにワールドシリーズ進出を決めたフィリーズ(AP)
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 ナ・リーグ優勝決定シリーズでは第6シードだったフィリーズ(東地区3位)が第5シードのパドレス(西地区2位)を4勝1敗で下して13年ぶりにワールドシリーズに進出。本拠地シチズンズ・バンク・パークを埋め尽くした4万5000人の地元ファンを歓喜させた。

 フィリーズはレギュラーシーズンでは第2シードで東地区優勝のブレーブス(101勝61敗)に14ゲーム差をつけられていたが、ワイルドカード・シリーズでは第3シードのカージナルス(中地区1位)を2勝0敗で撃破。地区シリーズでは昨季の王者でもあるブレーブスを3勝1敗で下し、リーグ優勝決定シリーズも制してワールドシリーズに勝ち上がった。

 フィリーズ(87勝75敗)の勝率は今ポストシーズンに駒を進めた全12チームの中で最低。プレーオフに進出できるチームが昨季までの10チームから12チームに増えたために得た出場資格で、ついに“頂点”を視野に入れるところまで勝ち進んできている。

 この日の第5戦では2―3で迎えた8回にブライス・ハーパー(30)が、ダルビッシュ有(36)のあとを受けて2番手で登板していたロベルト・スアレス(31)から左越えに値千金の逆転2ラン。「この本塁打はチーム全員のものだ」と語ったハーパーの今ポストシーズンでの本塁打は5本目で、このシリーズで20打数8安打(2本塁打)5打点という成績を残してリーグ優勝決定シリーズのMVPとなった。

 <フィリーズの今ポストシーズン全成績>
 ▼ワイルドカード・シリーズ(対カージナルス)
(1)○6―3
(2)○2―0
 ▼地区シリーズ(対ブレーブス)
(1)○7―6
(2)●0―3
(3)○9―1
(4)○8―3
 ▼リーグ優勝決定シリーズ(対パドレス)
(1)○2―0
(2)●5―8
(3)○4―2
(4)○10―6
(5)○4―3
 

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