阪神・岡田監督 奪併殺増加計画を秋から実施「送球ミスの併殺崩れが多すぎる」

[ 2022年10月24日 05:15 ]

阪神・岡田監督(撮影・大森 寛明) 
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 阪神・岡田新監督が併殺の大幅増加計画を秋から実施する考えを明らかにした。今季も86失策で5年連続リーグワースト。「反復練習で守備はうまなる」と言い切った。「守備は基本動作の繰り返しよ。アウトにできたと思う打球をエラーするのが一番痛い」。甲子園での秋季練習、安芸での秋季キャンプでは基本の徹底を図る方針。特に重視するのが併殺網の強化だ。

 「二遊間、一、二塁間とも呼吸が合っていない。送球ミスの併殺崩れが多すぎる」

 阪神の今季奪併殺117はリーグ3位で、ヤクルトの143とは大きな差がある。ゴロを打たせる青柳、西勇、伊藤将がいるのに数は少ない。記録には表れない併殺崩れで残した走者が失点につながった場面も目撃してきた。秋は実戦を組む予定はない。春も第2クールまで実戦はせず、反復練習の中で二塁、遊撃ともにレギュラー候補を2人までに絞る計画。「実戦は楽。半分はベンチに座ってられる」と妥協しない構えだ。(鈴木 光)

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2022年10月24日のニュース