【阪神大学野球】今春2部降格の甲南大が最速1部復帰!エース井村主将が3安打完封

[ 2022年10月24日 15:03 ]

阪神大学野球入替戦3回戦   甲南大3―0神戸国際大 ( 2022年10月24日    南港中央野球場 )

エースの井村主将(背番号1)が3安打完封、1部復帰を決め喜ぶ甲南大の選手たち
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 甲南大が今春のリーグ戦での2部降格から最速で1部復帰を決めた。来春は2季ぶりに1部の舞台でリーグ戦を戦う。

 初回、2死から四球、死球で一、二塁とし、5番・木村勇仁(4年=報徳学園)が中前に先制打を放った。「「当たりはよくなかったのですが、抜けてくれてよかったです」。卒業後はゼネコン会社への就職が決まっている木村にとっては、大学最後の試合。そこで大きな仕事をしてのけた。

 6回には1死から連続四死球に重盗を決めると、6番・金蔵峻汰(3年=六甲アイランド)がエンドランサインに応え、叩きつけるバッティングで高いバウンドの三塁ゴロ。無安打で貴重な追加点を奪った。9回には暴投で大きな大きな3点目。終わってみればチーム1安打で大一番を制した。

 谷口純司監督は「1安打でも野球は勝てることがある。甲南らしい野球」と苦しんだ試合を振り返った。

 井村多朗主将(3年=徳島城東)が3安打完封。1回戦で2回1/3を5失点した悔しさをはね返す力投を見せた。「初戦は力み過ぎたので、きょうは力でねじ伏せる投球はしないように注意しました。カットボールが低めに決まっていたのがよかった」と、エースの責任を果たしほっとした表情を浮かべた。谷口監督も「きょうは井村につきますよ」とキャプテンの意地に最敬礼だった。 

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2022年10月24日のニュース