ア・リーグはアストロズが2年連続のWS出場　今プレーオフ7戦全勝　両リーグの同一日V決定は30年ぶり

2年連続のワールドシリーズ出場を決めたアストロズ（AP）
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　ア・リーグ優勝決定シリーズの第5戦が23日にニューヨークで行われ、第1シードのアストロズ（西地区1位）が6―5で第2シードで地元のヤンキース（東地区1位）を下して4戦全勝。地区シリーズ（対マリナーズ）から7戦全勝で2年連続5回目のワールドシリーズ進出を決めた。

　第5戦では0―3で迎えた3回、2番・遊撃の新人のジェレミー・ペーニャ（25）がヤンキース先発のネスター・コルテス（27）から左越えに同点の3ラン。ユーリ・グリエル（38）もタイムリーを放って勝ち越した。6回に再びリードを奪われたものの、7回にはヨルダン・アルバレス（25）とアレックス・ブレグマン（28）のタイムリーで2点を入れて逆転した。

　今季136試合に出場して打率・253、22本塁打を記録していたペーニャはこのシリーズでは17打数6安打（本塁打2本）で4打点。ルーキーながらリーグ優勝決定シリーズのMVPに輝いた。

　ヤンキースはガーディアンズとの地区シリーズを3勝2敗で制して勝ち上がっていたが、リーグ優勝決定シリーズでは1勝もできずに敗退。7試合制のシリーズでスイープを喫したのは、2012年のリーグ優勝決定シリーズ（対タイガース）以来、10年ぶりとなった。

　この日はナ・リーグでもフィリーズのワールドシリーズ進出が確定。両リーグで同じ日に優勝が決まったのは1992年（ブルージェイズとブレーブス＝10月14日）以来、30年ぶりの出来事となった。

　なおワールドシリーズは28日にアストロズの地元ヒューストンで第1戦が行われる。

　＜アストロズのポストシーズン全成績＞
　▼地区シリーズ（対マリナーズ）
（1）○8―7
（2）○4―2
（3）○1―0（延長18回）
　▼リーグ優勝決定シリーズ（対ヤンキース）
（1）○4―2
（2）○3―2
（3）○5―0
（4）○6―5

　＜ワールドシリーズ日程＞
　▼第1戦＝10月28日（ヒューストン）
　▼第2戦＝10月29日（ヒューストン）
　▼第3戦＝10月31日（フィラデルフィア）
　▼第4戦＝11月1日（フィラデルフィア）
　▼第5戦＝11月2日（フィラデルフィア）
　▼第6戦＝11月4日（ヒューストン）
　▼第7戦＝11月5日（ヒューストン）
　＊日付は現地時間。第5戦以降は展開次第で開催