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中畑清氏 拙守でも母性を刺激される巨人・ポランコとウォーカー 応援したくなる一生懸命な姿勢

[ 2022年5月17日 05:30 ]

巨人のポランコ
Photo By スポニチ

 【キヨシスタイル】ゴールデンウイーク期間中1勝8敗と悪い波に入っていた巨人が、12日のDeNA戦から3連勝。15日の中日戦は負けたけど、ひと息ついたね。

 3連勝の立役者になったのは私の中の母性本能をくすぐってくれる2人の外国人だ。12日のDeNA戦から2番に入っているウォーカーと3番のポランコ。最近4試合、ウォーカーが15打数5安打の打率.333なら、ポランコは9打数連続安打をマークするなど16打数11安打、.688と大暴れしている。

 これだけ打ってる2人にどうして母性を刺激されるかというと、アンバランスさがたまらないんだよね。頼りになる打撃とおっかない守備のコントラストだ。

 巨人は昨季12球団最少のチーム失策45を誇ったのに、今季は一転早くも32失策を記録している。12球団最多だ。それに加えて…。ウォーカーは0、ポランコは1失策。記録には表れていないが、打球の目測を誤ったり、返球がひどかったり、拙守で足を引っ張っている。

 これが怠慢プレーなら同情する余地などないんだけど、一生懸命やっての結果。ウォーカーは13日の中日戦で根尾のファウルフライをエキサイトシートに飛び込んでつかんだ。叩きつけてしまうことのあるスローイングも亀井コーチの指導で連日練習しているらしい。

 DeNAの監督時代、緩慢な守備が目立つラミレスに練習を指示したことがある。彼は文句も言わず、試合前の打撃練習が終わると外野へ行ってノックを受けていた。

 人間誰しもどこかダメなところを持っている。プロ野球選手もそう。走攻守三拍子そろっているのが理想だけどさ。そんな選手、そうはいない。欠点があっても、それを克服すべく努力しているかどうか。やるべきことをちゃんとやってる選手は気になるし、応援したくなるんだよね。

 野球は点を取らなきゃ勝てないスポーツ。坂本が離脱している今、吉川が17日復帰してもウォーカーとポランコは外せない。

 アンバランス上等。一生懸命守ってくれたら、結果には目をつぶるからさ。長所を伸ばし、ガンガン打ってほしい。ハラハラドキドキしながら、見守ってるからね。(本紙評論家・中畑 清)

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