オリ・ラオウ杉本 6年目の覚醒は「ミートすることを心掛けた。振らなくなったことが一番の要因だと思う」

[ 2021年10月31日 05:30 ]

初の本塁打王を獲得し、喜びを語る杉本
Photo By スポニチ

 パ・リーグは30日にレギュラーシーズンの全日程を終えて個人タイトルが確定し、25年ぶりにリーグ優勝したオリックスからは32発の杉本裕太郎外野手(30)が6年目で初めて本塁打王に輝いた。ドラフト10位(15年)入団での戴冠は史上最低位。杉本が喜びの声を寄せた。

 【杉本と一問一答】
 ――飛躍の要因は。
 「確実性が課題と言われてきた。ミートすることを心掛けた。本塁打ばかり狙うのではなく、軽打するとか。そういうことをするうちに、いろんな打撃ができるようになった。振らなくなったことが一番の要因だと思う」

 ――4番で貢献。吉田正と中軸を組んだ。
 「4番目に立っているだけという意識で。気負うことなく、後ろの打者につなごうと。(吉田正は)おるのと、おらんのとでは相手投手に対するプレッシャーも全然違う。凄く大きい存在」

 ――T―岡田が本塁打王を獲得した10年の33発を超えたら、敬語をやめる…という冗談もあったが。
 「もちろん、大先輩なので、タメ口はよくない。本数は勝てなかったので、やっぱり凄い人だなと再確認できましたし、来年以降、勝てるように頑張る」

 ――次はCS。
 「楽しくやろうという思いでやってきて、結果が良かった。何も変えることなく。いつも通りの野球を」

続きを表示

2021年10月31日のニュース