オリックス・由伸 球団初の投手4冠も視線は来季「開幕戦勝てなかった。来年リベンジする」

[ 2021年10月31日 05:30 ]

圧巻の投球で投手4冠を獲得した山本
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 オリックスの山本は先発投手の主要タイトルを総ナメにし、球団初の4冠投手となった。「4冠を獲られた方は凄い方ばかり。うれしい」。一昨年の最優秀防御率、昨季の最多奪三振に続く3年連続の戴冠。18勝5敗、防御率1.39。初の最多勝と勝率第1位(.783)に加え、最優秀防御率と奪三振王の4冠は、2リーグ制以降では江川卓、斉藤和巳らに続く9人目だ。4完封も合わせた「5冠」は06年斉藤以来史上8人目で、23歳での達成は、沢村栄治、スタルヒンに次ぐ年少3位の記録にもなった。

 球団新の15連勝を記録するなどMVPと沢村賞も確実にしても、求める理想は高い。「今季初めて開幕投手を務めたが、勝てなかったのが悔しい。来年はリベンジする」。早くも来季開幕に名乗りを上げ、「今の自分ができるということは来年も同じか、それ以上できて当然」と誓った。もちろん、今季の大目標はまだある。CSファイナルSは11月10日に開幕。「チーム全員で勝ちきって日本一を目指してやっていきたい」と力を込めた。

 ○…投手部門では山本が先発の主要4冠を獲得。パの1チームで4冠独占は昨季のソフトバンク(千賀と石川)以来7度目でオリックスでは阪急時代を含めて初めて。

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2021年10月31日のニュース