原巨人が先発5人全員「スクランブル編成」 CSファーストSの阪神戦へ総力戦 初戦は菅野

[ 2021年10月31日 05:30 ]

巨人・原監督
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 巨人が、CSファーストSで先発投手全員を「スクランブル編成」する方針を固めた。阪神と戦う11月6日からの3試合(甲子園)で、今季の先発5枚全員を投入する方針。宮本投手チーフコーチは「ファーストステージを勝ち上がらないとファイナルはない。そういうローテーションになる」と説明した。

 初戦の先発は菅野。今季は不振や故障で4度の登録抹消があったが、シーズン終盤はエースの姿を取り戻した。7日の2戦目は山口の先発が濃厚で、メルセデスが後方待機。8日の3戦目までもつれればチーム最多11勝の高橋が先発見込みだ。山口とメルセデスは31日、高橋は1日のフェニックス・リーグ登板後、中6日でCSに向かう。

 巨人は8月末から中4日を含む先発5枚で戦ってきた。投打の歯車がかみ合わず失速したが、首脳陣の厳選した5人に対する期待値は高い。宮本コーチは「3戦目までいくと中1日でファイナル。うまくやっていかないといけない」としながらも全員を惜しみなくつぎ込んでいく方針だ。

 戸郷は背中の張りのため別メニュー調整中だが、CSには間に合う見込み。中継ぎに回ることが濃厚で、宮本コーチは「リリーフで(全3試合に)入るのか、3戦目あたりにいくか」と両にらみする。昨年のソフトバンクとの日本シリーズでは中継で4試合中3試合に登板し、敢闘賞を獲得。短期決戦で中継ぎの適応力を証明した。

 ポストシーズンならではの投手編成。宮本コーチは「我々はチャレンジャーですから」と、先発5枚をまずはファーストSへ集中させる。

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2021年10月31日のニュース