地元・アトランタで受け継がれる“ハンク・アーロン魂”

[ 2021年10月31日 02:30 ]

ワールドシリーズ第3戦   ブレーブス2―0アストロズ ( 2021年10月29日    アトランタ )

名称が「ヘンリー・ルイス・ハンク・アーロン・ニュー・ビギニングス・アカデミーに変わった学校
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 ワールドシリーズ第3戦は、今年1月に86歳で亡くなったハンク・アーロン氏の栄誉を称える日となった。センターの芝生に背番号44が描かれ、試合前に生涯を称える映像が流れた。始球式は4人の子供たちが行った。

 通算755本の偉大なホームラン打者であると同時に、博愛主義者で、公民権運動の活動家でもあった。志は地元で受け継がれている。アトランタ空港に近い中高一貫校フォレストヒル・アカデミーは、名称がヘンリー・ルイス・ハンク・アーロン・ニュー・ビギニングス・アカデミーに変わった。ザワドフスキー・ロビンソン校長は「本当に名誉なこと。生徒も誇りに感じている」と話す。この日は大リーグ機構とブレーブスがスポンサーになり、学校のスタッフが地域の人たちに食べ物を振る舞った。ロビンソン校長は「人種差別による嫌がらせや脅迫に屈せず、偉大な記録を打ち立てた。心から尊敬できる人」とレジェンドをしのんだ。

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