慶大 春秋連覇! 堀井監督男泣き「立派な4年生」 逆転負けの昨秋から雪辱…福井主将「長かった」

[ 2021年10月31日 16:58 ]

東京六大学野球秋季リーグ戦   慶大3-3早大 ( 2021年10月31日    神宮 )

<早大・慶大>優勝し胴上げされる慶大・堀井監督(撮影・木村 揚輔)
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 東京六大学秋季リーグ戦は31日、慶大が3-3で早大と引き分け、春秋連覇となる2季連続39度目の優勝を果たした。春秋連覇は91年以来30年ぶり。

 慶大は引き分けか勝ちで優勝の大一番。初回に3点の先制を許したが、今秋ドラフトでオリックスに4位指名された2番・渡部遼人外野手(4年、桐光学園)が5回に適時打を放って1点を返すと、7回には再び渡部遼の適時打や相手の送球ミスが絡んで同点に追いついた。

 4投手の継投も決まり、早大に追加点を許さなかった。

 堀井哲也監督は「苦しいシーズンだったけど、選手が頑張ってくれた。早稲田のここ一番の底力はひしひしと感じていた。泣いても笑っても最後。いいゲームをしようと声をかけていた。1点ずつ粘っていこうと追加点与えなかったのも引き分けに持ち込んだ要因だったと思う。よくつないでくれた」とねぎらった。

 4年生がけん引したチームとあって「立派な4年生でしたので…」と言いかけて涙。「すみません。本当によくやってくれたと思います」と声を詰まらせた。

 捕手で主将の福井章吾(4年、大阪桐蔭)は「出し切って最後粘れたと思います。投手がよく投げてくれた結果。失点は捕手の責任と常々言ってますので、よく投げてくれたと思います」と安ど。

 昨秋は早慶戦で8回までリードしながら9回に逆転2ランを浴びてV逸。当時もマスクをかぶっていた福井は「昨年、一番近くで本当に悔しい思いをして、長かったといいますか…秋の早稲田に勝たないと報われないと言ってきました。みんなで勝てはしなかったけど、優勝という形で終われて、やってきたことが実ったと感じた」と話した。

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