斎藤佑樹氏 早慶戦でゲスト解説 高校、大学の先輩から質問攻め けがとの向き合い方…「心は折れそうに」

[ 2021年10月31日 14:59 ]

<早大・慶大>放送ブースから試合を見つめる斎藤氏(撮影・木村 揚輔)
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 今季限りで現役を引退した日本ハム・斎藤佑樹氏(33)が31日、神宮球場で行われた東京六大学野球秋季リーグ戦・早慶戦の中継でゲスト解説を務めた。引退後、初のテレビ解説となった。

 勝った方が優勝の大一番で、早大の大先輩の阿久根謙司氏(60)、慶大元監督の鬼嶋一司氏(65)とともにスーツ姿でNHKの解説席に座った。

 中継では、高校、大学の先輩である阿久根氏から次々と質問が飛んだ。フォークの投げ方について聞かれるプロのデータを引用しながら「(早大先発の)徳山君は140キロ後半のフォーシームがありながらも器用に変化球操っているのですごいことだと思いますし、いいフォークなんだと思います。フォーシームのスピードがあってこその変化球だと思います」と回答。

 インコースの使い方について聞かれると「すごく難しいですよね。いいところで使えれば武器になりますけど、使い方によってはホームランになる。慶大の(捕手の)福井君は上手に使っていると思います」と述べた。

 また、けがとの向き合い方について「心が折れそうにならなかったですか?」と聞かれ、「ほんとは手術しなきゃいけなかったんですけど時間がなくて、間に合わせられるようにリハビリで頑張ってました。心は折れそうになってましたね…」と苦笑しながら当時を振り返った。

 阿久根氏は早実―早大―社会人野球・東京ガスでプレーし、同社監督も務めた。退任後は社業に専念し、サッカー・FC東京の社長も務めた。

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