斎藤佑樹氏 早慶戦解説 早大V逸も好ゲームに拍手「第2の人生へこの試合を見られて本当に勉強になった」

[ 2021年10月31日 16:26 ]

<早大・慶大>放送ブースから試合を見つめる斎藤氏(撮影・木村 揚輔)
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 今季限りで現役を引退した日本ハム・斎藤佑樹氏(33)が31日、神宮球場で行われた東京六大学野球秋季リーグ戦・早慶戦の中継でゲスト解説を務めた。引退後、初のテレビ解説となった。

 勝った方が優勝の大一番。早大の大先輩の阿久根謙司氏、慶大元監督の鬼嶋一司氏とともにスーツ姿でNHKの解説席に座り、投手目線、そしてプロの経験を交えて解説した。

 伝統の一戦で、優勝がかかっただけに試合も大接戦。早大が初回に3点を先行も、慶大が追いついて引き分け。慶大が春秋連覇を果たした。「まずは慶応の堀井監督の起用に答えた4人の投手と(捕手の)福井キャプテンの信頼関係が素晴らしいなと思いました。早稲田は小宮山監督はじめ、最後まであきらめない姿勢を見せてくれた。個人的な話ですけど、第2の人生に進むためにもこの試合を見られて本当に勉強になりましたし、久しぶりの早慶戦は最高でした」と話した。

 早慶両校の後輩へ「これから、この早慶戦を経て、きっといろんなことがあると思います。今の仲間は一生付き合っていくと思うので、切磋琢磨して、そのことを忘れずにがんばっていってほしい」とエールをおくった。

 中継では、中学以来となる早慶戦生観戦で「両校とも最後にかける思いが伝わってきて楽しいです」と笑顔。

 10年秋に早慶優勝決定戦を制して優勝。「懐かしいですね」と胴上げの映像を見ながらしみじみ。「早慶戦ということもあり、とても印象深い試合でした」と振り返り、大学野球で得たものを聞かれ「大学は選手もそうですけど、スタッフ、応援団、ファンも含めてサポートのおかげでできていると感じた。たくさんの方に支えられたことが野球をやる上では大事だったんだなと思いました」と述べた。

 また、早慶戦については「僕自身は慶応に苦しめられた。最後は勝ちましたけど、本当にいいライバルで。成長させてもらった。歴史ある早慶戦がいい形で皆さんに見てもらえるのがうれしい。(制限下ながら多くの観客が観戦し)すごいと思います」と話した。

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