ブレーブス、5投手完封リレーで2勝目!新人・アンダーソン5回無安打もスニトカー監督迷いなし継投

[ 2021年10月31日 02:30 ]

ワールドシリーズ第3戦   ブレーブス2-0アストロズ ( 2021年10月29日    アトランタ )

<ブレーブス・アストロズ>5回無失点の好投を見せたアンダーソン(AP)
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 大リーグのワールドシリーズ第3戦が29日(日本時間30日)、舞台をアトランタに移して行われ、ブレーブスが5投手の完封リレーで本拠初戦を2―0勝利で飾り、2勝1敗とした。先発の新人右腕イアン・アンダーソン投手(23)は5回無安打と好投していたが、盤石の継投策で逃げ切った。

 23歳の新人は「本当?本当?」と何度も聞き直した。アンダーソンは5回を終え無安打、76球。相手のL・ガルシアとのワールドシリーズ史上8度目の新人同士の投げ合いを優位に進めていた。

 「球数から、彼は9回は投げないのは分かっていた。ブルペンは休養十分。ここは自分の目と直感でいく」

 ブライアン・スニトカー監督はスパッとアンダーソンを下げ、継投策へ。残り4回は1投手に1イニングずつ任せ、5投手で強力打線を2安打無失点に封じた。今ポストシーズン、本拠では6連勝とした。

 アンダーソンは76球中、37球がボールで4四死球。荒れ球が功を奏した格好で「上位打線にたくさんの球数を投げていた」と指揮官は分析。アンダーソンも「あれだけの投手が後ろにいるのだから(交代も)無理はない」と信頼を口にした。

 もっとも第4、5戦ともに、頭から救援投手でつなぐブルペンデーを予定している。救援陣の潤沢な投入は、先を見据えると一種の賭けにも映った。(奥田秀樹通信員)

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2021年10月31日のニュース