阪神・青柳　“有言実行”最多勝確定！　昨年に矢野監督の前で宣言「目標の数字達成できて良かった」

＜阪神練習＞福原コーチ（左）と笑顔で話す青柳（撮影・成瀬　徹）
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　阪神・青柳は6年目で初タイトルとなる最多勝の獲得が30日に決まった。13勝で並び、残り1試合を残していた広島・九里が登録を外れたことで確定した。阪神投手の最多勝は14年メッセンジャー（13勝）、日本人では05年下柳剛（15勝）以来。既に確定していた勝率第1位と合わせて2冠に輝き、「勝てた試合は全てうれしかったですし、自分に勝ちが付いていなくても、チームが勝ったのは十数試合続いたので」と充実感を漂わせた。

　昨年の開幕前に矢野監督の前で自ら宣言し、個人的に目標としてきた13勝に到達。「最多勝を獲れることはうれしいですし、目標としていた数字を達成できたことは良かったですが、チームが優勝できなかったことは悔しかった。クライマックスシリーズ、日本シリーズと続くのでしっかりそこで勝てるように」。開幕から先発陣の中心として投げてきたからこそ、16年ぶりリーグ優勝に届かなかった悔しい事実をかみしめた。

　今後は7日のCSファーストS2戦目に先発予定。日本一へ向けてポストシーズンでも数多くの白星をつかみたい。（遠藤　礼）