ロッテ・鳥谷敬が現役引退「力になることができず、決断」「今は感謝の気持ちでいっぱい」

[ 2021年10月31日 18:52 ]

ロッテの鳥谷
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 ロッテは31日、鳥谷敬内野手(40)が今季限りで現役を引退すると発表した。この日、球団に本人より引退の申し入れがあった。

 鳥谷は球団を通じてコメントを発表し、「阪神で16年、ロッテで2年。いろいろな人と出会い、いろいろな人に支えていただき、ここまで現役をすることができました。今は感謝の気持ちでいっぱいです。今シーズン、チームが調子のいい時も悪い時もあった中で、力になることが出来ず、ユニホームを脱ぐことを決断しました。チームがまだ日本一を目指している時期に個人的な事を発表させていただき申し訳ありませんが、ご報告をさせていただきます」と引退を報告。

 「この18年間は苦しい時もありましたし、いい時もありました。その時間すべては周りの人の支えがあってのものです。皆様の支えと応援のおかげで試合に出続けることが出来て、プロ野球選手 鳥谷敬の形を作れたのだと思います。感謝しかありません。18年間ありがとうございました」と感謝した。

 東京都出身の鳥谷は早稲田大から2003年ドラフト自由枠で阪神に入団。16年間在籍した阪神では選手会長や主将など重責を務めるとともに13年連続全試合出場など“鉄人”ぶりも発揮して通算2000安打を達成、主に遊撃手として6度のベストナイン、5度のゴールデングラブ賞に輝くなどレジェンドとして活躍した。2019年に事実上の戦力外通告を受け、惜しまれつつ阪神を退団。翌20年3月にロッテ入りした。プロ18年間の通算成績は2243試合に出場して打率・278(7537打数2099安打)、138本塁打、830打点。今季は32試合に出場して打率・170(53打数9安打)、0本塁打、2打点だった。

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