パドレス・ダルビッシュ「初めて自分のフィーリングだけに頼って投げた」

インターリーグ   パドレス6―5エンゼルス （ 2021年9月8日    サンディエゴ ）

＜パドレス・エンゼルス＞初回無死、ダルビッシュはフレッチャーを見逃し三振に仕留める（撮影・沢田　明徳）
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　【ダルビッシュと一問一答】

　――感覚だけで投げた、とは。

　「元々、自分は何も考えないで投げたことがない人。ジョー（マドン監督）にはそう見えたのかもしれないけど、僕の奥底にあるフィーリングは誰にも分からない。初めて自分のフィーリングだけに頼って投げた」

　――日本選手歴代2位タイの米79勝目。

　「違う国で投げることは凄く大変なこと。こっち（米国）に来てマイナーでも独立リーグでも1球でも投げた人に対して、全ての人に対して僕は尊敬を持っている。何勝がどうとか僕はない」

　――勝ち星から遠ざかった苦しみとは。

　「野球よりも、人間としてとか、人生とか、人間関係とかに凄く悩んでいた。自分としてはタフな2、3カ月。妻にも凄く迷惑をかけたし、ずっと支えてもらっていたので、本当に感謝したい。パドレスの人たちは何も問題ないし、ただの自分の問題」