昇格即!小窪弾でロッテ堅首 昨季限りで広島退団 8月末に加入した苦労人が初出場でドロー導いた

[ 2021年9月10日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ2―2オリックス ( 2021年9月9日    ほっと神戸 )

<オ・ロ>7回無死、小窪が左へソロ本塁打を放つ(撮影・亀井 直樹)
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 昨季限りで広島を退団し、九州アジアリーグの火の国サラマンダーズから8月末に加入したロッテ・小窪が1軍初昇格し、即アーチを描いてチームを価値あるドローに導いた。「2番・一塁」で先発し、0―2の7回に先頭で移籍後初安打を左越えソロで飾った。初回は左腕・田嶋の151キロ直球に3球三振。独立リーグでは見られないような剛速球だが「そんなことを言っている場合じゃない。目の前のことに必死だった」と第3打席に149キロを捉えた。

 NPBで2年ぶりとなる一発を合図に反撃開始。9回には同学年で「地元(奈良)が一緒」という荻野の同点ソロを呼び込んだ。オリックスとの首位攻防3連戦は1勝1敗1分け。首位を死守した井口監督は「広島が強いときにやっている。これが小窪の経験値」とベテランの新戦力を絶賛した。

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2021年9月10日のニュース