エンゼルス・大谷 今季4度目欠場でパドレス・ダルとの対決はお預け 11日、10勝目目指し先発

[ 2021年9月10日 02:30 ]

インターリーグ   エンゼルス5―6パドレス ( 2021年9月8日    サンディエゴ )

<パドレス・エンゼルス>ベンチからダルビッシュを見つめる大谷(撮影・沢田 明徳)
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 エンゼルスの大谷は、ダッグアウト奥の通路でゲームセットの瞬間を迎えた。DH制のないナ・リーグ本拠地での交流戦。エルボーガードを装着し、バットを構えて出番に備えていた。3点を追う9回は3者凡退。ジョー・マドン監督は「十分な人数が塁に出れば翔平を出す準備はしていた」と説明したが、7月23日のツインズ戦以来、今季4度目の欠場に終わった。

 6回を投げたダルビッシュは、「100%来ると思っていた。最初はライトで来ると思っていた。代打では確実に来ると頭ではイメージできていた」という。日本ハムの背番号11の後輩でもある大谷との初対戦を心待ちにしていたが、お預けに。「全部直球でいく準備はできていた。ちょっと拍子抜けした。来ないまま終わったので何だったんだろうって感じ」と残念がった。

 大谷の打席が訪れなかったこの日、本塁打王争いのライバルたちが猛追した。ロイヤルズのペレスは42号を放ち大谷に1本差。ブルージェイズのゲレロも41号をマークし、2本差に迫った。同じブ軍のセミエンも今月6本と量産しており、38本と圏内にいる。

 休養日を挟んで迎える次戦の10日(日本時間11日午前9時10分開始)のアストロズ戦で、大谷は先発登板することが決定。この日はブルペンで22球の投球練習を行った。1918年のベーブ・ルース以来の「2桁勝利&2桁本塁打」にあと1勝と王手をかけて臨むマウンド。同時に、残り22試合でのキング争いへ、1打席も無駄にできない。(笹田幸嗣通信員)

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