日本ハム“道産子”佐藤 同郷の大海援護、無心で適時打 4試合連続安打も

[ 2021年9月8日 05:30 ]

パ・リーグ   日本ハム4―2楽天 ( 2021年9月7日    札幌D )

<日・楽>4回2死二塁、適時打を放つ佐藤(撮影・高橋茂夫)
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 厚岸町出身の日本ハム・佐藤が同じ道産子の先発・伊藤を援護する一打を放った。4回2死、先制打の近藤を二塁に置いて右前適時打。1ボールからの直球に詰まりながらも二塁手の頭を越した。

 2回の第1打席は一度も振らず、早川の球を7球見て四球。「真っすぐの軌道を見られて、いいイメージで打席に立てた」と迷いなく最初のスイングで捉えた。チームがここまで3勝を与えていた左腕に対し「ミーティングでその話が出ていたけど、僕は初対戦。いつも通りいった」と無心で結果を出した。

 伊藤は学年では1つ下。北海時代は駒大苫小牧・伊藤との対戦はなかった。1つ下の代は15年夏の南北海道大会準々決勝で対戦し、3―2で勝って甲子園への道を切り開いている。「大学(富士大)がある岩手で中継を見て後輩を応援していた。(伊藤を)いい投手だと思って見ていた」。同僚になると、まずは出身地トークを交わした。家業がともに漁師という縁もある。

 しっかり振り切る持ち味を出しながら、これで4試合連続安打とした。「連続というのは意識したくないけど、スタメンで出る時は1本以上打たなきゃいけない立場だと思う。いいところで打てたらなおいい」と気合を入れた。(和田 裕司)

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2021年9月8日のニュース