巨人・山口俊63日ぶり白星ならず 5回4失点で降板 巨人はこのまま敗れると76日ぶり3位転落も

[ 2021年9月8日 19:55 ]

セ・リーグ   巨人―DeNA ( 2021年9月8日    横浜 )

<D・巨(17)>4回無死、宮崎の打球にグラブを出す山口 (撮影・森沢裕)
Photo By スポニチ

 巨人の山口俊投手(34)が2016年まで在籍した古巣・DeNA戦(横浜)に先発登板。5回7安打4失点で降板し、7月7日の中日戦(東京D)以来6試合&63日ぶりとなる今季3勝目を逃した。

 0―0で迎えた初回、2死一塁からオースティン、宮崎、牧に3連打されて2失点。2回、3回と2イニング連続で3者凡退に打ち取って立ち直りの兆しを見せたが、4回には宮崎とソトに2安打された1死一、三塁から伊藤光の遊ゴロ併殺崩れで3点目を失った。0―3で迎えた5回には先頭・桑原に中堅フェンス直撃の二塁打を許すと、犠打と佐野、オースティンへの連続四球で1死満塁。ここで桑田投手チーフコーチ補佐がマウンドに行ってひと呼吸入れたが、宮崎の二ゴロ併殺崩れで4失点目。この回を投げ切ると、6回からマウンドを畠に譲った。投球内容は5回で打者24人に対して91球を投げ、7安打4失点。5三振を奪い、与えた四球は2つだった。打席でも0―2で迎えた3回無死一塁の局面で初球を送りバント失敗して投ゴロ併殺打と精彩を欠いた。

 山口は後半戦初登板となった8月13日の中日戦(東京D)で6回まで1安打零封も7回に2失点で逆転を許して降板。同20日のDeNA戦(東京D)は4回まで2安打零封も5回に3失点で逆転を許し、同27日の中日戦(バンテリンD)では2回4失点(自責3)でKOされた。月が変わった9月は2日のヤクルト戦(京セラD)で7回2安打1失点と好投も打線の援護に恵まれなかった。

 巨人は首位・阪神に最大8ゲーム差をつけられながら8月29日に150日ぶりの首位へ浮上。9月4日には再び2位へ後退したが、仮にこの日このまま敗れ、ヤクルトが勝つと、6月24日以来76日ぶりの3位に転落する。

 ▼山口 チームの流れの中で、先取点を与えてしまい、その後も粘り切れなかったことが反省です。

続きを表示

2021年9月8日のニュース