DeNA・宮国 支配下登録から8日で有言実行 入団会見で「“打倒ジャイアンツ”で頑張ります」

[ 2021年9月8日 05:30 ]

セ・リーグ   DeNA8―2巨人 ( 2021年9月7日    横浜 )

<D・巨>5回を投げ終えベンチへ戻る宮国(撮影・島崎忠彦)
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 【Hero's File】DeNAの宮国は普段から口数が少なく、物腰も柔らかい男だ。その性格を多くの人が「優しくておとなしい」と口をそろえる。8月30日に球団から支配下契約が発表されると、お世話になった先輩たちにお礼の報告を行った。真っ先に電話したのは、師と慕う西武の内海。古巣・巨人の菅野、坂本にも次々に連絡を入れた。

 優しい性格がゆえ、球団関係者は「強気な投球ができるかどうかが心配」と話していた。支配下契約の期限が迫った8月22日のイースタン・リーグ、ヤクルト戦。その姿がマウンドで顔をのぞかせ、要所で強気に内角を攻められず、5回で降板。直後、球団関係者から「この内容だと支配下登録されても1軍では通用しない」と厳しい指摘が入った。自身の課題を見つめ直した右腕は内なる闘争心を前面に出し、28日の同巨人戦では6回無失点と好投し、支配下契約を勝ち取った。

 3月の入団会見では「“打倒ジャイアンツ”で頑張ります」と言った。強気の投球で有言実行し、菅野に投げ勝った。(DeNA担当・大木 穂高)

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2021年9月8日のニュース