阪神・佐藤輝 105試合目で初の欠場 怪物新人もスランプ試練 矢野監督「奪い取ればいい」奮起促す

[ 2021年9月8日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神0ー12ヤクルト ( 2021年9月7日    甲子園 )

<神・ヤ>3回1死、青柳の代打で準備するも、梅野が三振しベンチへ戻る阪神・佐藤輝(撮影・平嶋 理子)         
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 この日は最後まで出番は巡ってこなかった。不振にあえぐ阪神・佐藤輝が、今季105試合目にして初の欠場となった。2リーグ制以降では球団新人初の全試合出場は、ならなかった。

 屈辱の夜となった。ここまで104試合で打率・255、23本塁打、60打点の怪物新人も、目下12試合33打席連続無安打中。4日の巨人戦から2試合連続で先発出場したが、スランプを抜け出せず、3試合ぶりのベンチスタート。0―5の3回1死、打者・梅野の場面では次打者・青柳の代打に備えネクストバッターズサークルで待機したが、起用は見送られた。そして最後まで、名前がコールされることはなかった。

 今後の起用法について矢野監督は「毎日、考えているけど」と話した上で「奪い取ればいいんじゃないの」と奮起を促した。目下4打席連続三振中。この日の全体練習前にも2週連続で早出特打を敢行し、不振打開を探った。今はスイングを重ね、本来の調子を取り戻すことが先決。その上で、出場機会も取り戻すしかない。

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2021年9月8日のニュース