日本ハム 今季10度目の零敗でリーグ最速タイ50敗目 栗山監督「本当にすみません」

[ 2021年9月8日 22:17 ]

パ・リーグ   日本ハム0―8楽天 ( 2021年9月8日    札幌D )

<日・楽20>3回を投げ終えベンチに下がる上沢(撮影・高橋茂夫)
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 日本ハムは打線がわずか4安打とつながりを欠き、三塁すら踏めずに今季10度目の零敗を喫した。西武と並びリーグ最速で50敗目を喫した栗山監督は「本当にすみません」と厳しい表情で振り返った。

 上沢は「チームの流れを悪くしてしまいました」と3回までに3失点する苦しい立ち上がり。本調子ではなかったものの、エースの意地を見せて4回以降は失点を許さず、6回で8安打を浴びながら3失点とクオリティースタート(6回以上、自責点3以下)を達成。今季19度目の登板で両リーグトップタイの16度目のQSと粘ったが、打線の無援に泣いて通算50勝目はお預けとなった。エースを援護できず、栗山監督は「よく粘ったけど、こういう日もある。点を取ってあげられたら全然違う内容になっていく」と詫びた。

 攻撃では3点を追う5回がポイントだった。先頭の王柏融ワンボーロンが四球、佐藤が5試合連続安打とする左前打でつないで無死一、二塁を演出したが、打線がつながらなかった。R・ロドリゲスがセーフティー気味に犠打を試みるもまさかの投飛。石井が見逃し三振、清水が二飛に倒れて走者を進めることすらできなかった。栗山監督はR・ロドリゲスの犠打失敗について「一発仕掛けてみたらという話はしたけど、ちょっと意図が伝わっていなかった。走者を送れて二、三塁なら内野が下がってまず内野ゴロで1点をもらえる。1点取って2点差になればいけると思った」と意図を説明した。

 しかし、楽天の先発・滝中に6回2安打無失点と抑え込まれ、救援陣も打ち崩せなかった。また、7回に王柏融が三塁線上に飛球を打ち上げた際に、打球がフェアゾーンに戻ってきたにもかかわらず走り出さなかったことについても「2度とそういうことがないようにチームとしてしっかりやります」とナインに全力で戦う姿勢を求めた。

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2021年9月8日のニュース