オリックス・杉本 エキシビ2戦連発 “宗先生”の助言通り、顔を動かさないように意識「感触は完璧」

[ 2021年8月10日 05:30 ]

エキシビションマッチ   オリックス11-2DeNA ( 2021年8月9日    京セラD )

<エキシビションマッチ オ・D>5回1死一塁、杉本は左中間に2点本塁打を放つ (撮影・奥 調)
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 オリックス・杉本が一発締めだ。同点に追いついた5回、なお1死一塁で浜口の141キロ直球を左中間へ。打った瞬間に確信する特大弾は2試合連発となるエキシビションマッチ3号で、後半戦へ弾みをつけた。

 「感触は完璧でした。宗にバッティングを教えてもらってから打てているので、宗のおかげです!」

 1日の巨人戦は5打数1安打で、アウト4つはすべて三振。ボール球を振らない宗に理由を聞いた。

 「顔が動いたらぶれるんで、動かさないようにしていると言っていた。それを意識したら、ちょっとだけ見え方が変わりました。昨日、今日のホームランはそれが生きている」

 巨人戦までの9打数1安打(・111)から一転、3日の阪神戦からは17打数7安打(・412)、3本塁打の急上昇を描いた。

 「打てないよりはいいんですけど、公式戦から打たないと意味がないので、残り何日かで調整したいです」

 13日に再開されるリーグ戦は今季12戦10発の好相性を誇るロッテ戦から。侍ジャパンで金メダルを獲った吉田正、山本にも「僕たちも頑張ろうという気持ちになりました」と刺激を受けた。前半戦18発はリーグトップのソフトバンク・柳田まで4差。逆転タイトル、そして25年ぶりのリーグ優勝へ、4番のバットが上向いてきた。

 《来田がアピール打》ドラフト3位・来田は3番左翼で出場し、5回1死二塁で同点の右前打、7回にも左前打を放ち、エキシビションマッチは14打数4安打で終えた。「(適時打は)3ボールだったので打てるボールが来たら、しっかりと打っていこうと思っていました」。先月13日の日本ハム戦で史上初の高卒新人初打席初球本塁打。中断期間の昇格は五輪出場で不在だった吉田正の代役的な意味合いが強い。後半戦も2軍スタートが濃厚でも、ストロングポイントの打撃でアピールに成功した。

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2021年8月10日のニュース