日大山形 自慢の1、2番が機能 荒木監督「バッテリーにプレッシャー…良い判断だった」

[ 2021年8月10日 13:14 ]

第103回全国高校野球選手権大会 1回戦   日大山形4-1米子東 ( 2021年8月10日    甲子園 )

<日大山形・米子東> 米子東に勝利し、駆け出す日大山形ナイン (撮影・平嶋 理子) 
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 2年ぶりの開催となった第103回全国高校野球選手権大会の第1日は10日、甲子園球場で1回戦が行われ、第1試合は4年ぶり出場の日大山形(山形)が2大会連続出場の米子東(鳥取)を4-1で下し、4強に進出した2013年以来8年ぶりの初戦突破を果たした。

 日大山形は打線が2ケタ安打の猛攻を見せたが、特に初回の先制点が大きかった。

 先頭の秋葉が右前打で出塁し、2番・新田の打席で盗塁を試みるも失敗。しかし、四球で出塁した新田が今度はディレードスチールで1死二塁とチャンスを作ると、3番・佐藤の中前適時打で先制点を挙げた。

 荒木準也監督は「1、2番が出塁してバッテリーにプレッシャーかけて、新田のディレードスチールから佐藤への良いつなぎができた。県大会の決勝も先頭の秋葉が出て、初球盗塁してアウトになった。その後に新田が出塁してすぐに盗塁。似たような展開でした。この1、2番はランナーとして出たら任せている。自分の判断だったと思うので良い判断だった」と全幅の信頼を寄せる1、2番に目を細めた。

 3回にも1死一塁から再び佐藤がフェンス直撃の左越え適時二塁打、4番・伊藤の右前適時打と連打で2点を加えた。さらに6回2死二塁から8番・斎藤の左前適時打でリードを広げた。

 ▼日大山形・佐藤(2安打2打点) 甲子園で勝つために練習してきたので、勝つことができてうれしい。メガホンの音、自分の力に変えようと思った。開会式の後の試合は準備が大事、準備しっかりすることができた。先制タイムリーは嬉しかったけど自分だけではない。みんなでとった点だと思います。

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