甲子園開幕戦 日大山形8年ぶり初戦突破 米子東は史上初の4元号勝利ならず

[ 2021年8月10日 12:34 ]

第103回全国高校野球選手権大会 1回戦   日大山形4-1米子東 ( 2021年8月10日    甲子園 )

<日大山形・米子東> 初回1死二塁、日大山形・佐藤は先制の中前適時打を放つ (撮影・平嶋 理子) 
Photo By スポニチ

 2年ぶりの開催となった第103回全国高校野球選手権大会の第1日は10日、甲子園球場で1回戦が行われ、第1試合は4年ぶり出場の日大山形(山形)が2大会連続出場の米子東(鳥取)を4-1で下し、4強に進出した2013年以来8年ぶりの初戦突破を果たした。米子東は史上初となる4元号勝利はならなかった。

 日大山形は我慢強い試合運びを見せた。エース斎藤は初回満塁のピンチをしのぐと、冷静な投球を続けた。5回以降は7回まで毎回走者を背負ったが粘り強い投球を見せた。9回途中、1点を返されてなおも無死満塁のピンチから登板した2番手・滝口が三者連続三振の好救援で米子東の反撃を止めた。守備でも遊撃の大場らが好守で盛り立て、2ケタ安打を浴びながらも1点に抑えた。

 打線は2ケタ安打で援護した。初回1死二塁から3番・佐藤の中前適時打で先制。3回にも1死一塁から再び佐藤がフェンス直撃の左越え適時二塁打、4番・伊藤の右前適時打と連打で2点を加えた。さらに6回2死二塁から8番・斎藤の左前適時打でリードを広げた。

 米子東は日大山形を上回る12安打と攻め立てた。初回、満塁のチャンスで無得点。5回1死二、三塁、6回も1死一、二塁などと中盤以降も再三の得点機を作ったが生かせず。9回に4連打で1点を返したが、及ばなかった。

続きを表示

この記事のフォト

2021年8月10日のニュース