東明館・豊福監督 聖地初星お預けも力投の2年生エースに見た来年こその思い「また今村と甲子園に来ます」

[ 2021年8月10日 20:17 ]

第103回全国高校野球選手権大会 1回戦   東明館0-4日本航空 ( 2021年8月10日    甲子園 )

<日本航空・東明館>8回途中4失点も力投した東明館先発の今村(撮影・河野 光希)
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 2年ぶりの開催となった第103回全国高校野球選手権大会の第1日は10日、甲子園球場で1回戦が行われた。第3試合で初出場の東明館(佐賀)は0-4で日本航空(山梨)に敗れ、聖地で初勝利を挙げることはできなかった。

 豊福弘太監督が試合終了後、「残念だったのは先制点を取れなかったこと」と言って振り返ったのが6回表の攻撃。2死一、二塁で七番・成沢の放った打球は二遊間を抜けて中前へ抜けたが、本塁で二走が惜しくもタッチアウト。「あのセンターからの好返球。あそこで点がとれていれば…」と残念がった。

 初めての甲子園については「選手はとにかく自分たちの持ち味を十分に発揮し、ノビノビとプレーしてくれました。(新型コロナの影響で代表校を決める県大会自体が中止になった)昨年の3年生の分もという思いが、きょうの試合には出ていた」と選手をねぎらった豊福監督。ただ、次こそは…の思いも強くしたよう。その原動力となっているのが、8回に3点を奪われ結果は4失点降板となったものの、中盤までは緊迫した投手戦を演じた先発の2年生エース・今村の存在。「最後に打ち込まれたが持ち味は発揮してくれた。来年また今村と一緒に課題を克服して甲子園に来ます」と誓って聖地を去った。

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