米子東 史上初4元号勝利ならず 終盤猛追…指揮官「応援に…得点を見せずに帰るわけにはいかないと」

[ 2021年8月10日 13:21 ]

第103回全国高校野球選手権大会 1回戦   米子東1-4日大山形 ( 2021年8月10日    甲子園 )

<日大山形・米子東> 日大山形に敗れた米子東ナイン(右) (撮影・平嶋 理子) 
Photo By スポニチ

 2年ぶりの開催となった第103回全国高校野球選手権大会の第1日は10日、甲子園球場で1回戦が行われた。第1試合は2大会連続出場の米子東(鳥取)が、4年ぶり出場の日大山形(山形)に1-4で敗れた。大正、昭和、平成、令和の4世代で白星となれば史上初のケースだったが、ならなかかった。

 米子東は日大山形を上回る12安打と攻め立てた。初回、満塁のチャンスで無得点。5回1死二、三塁、6回も1死一、二塁などと中盤以降も再三の得点機を作ったが生かせず。9回に4連打で1点を返したが、及ばなかった。

 紙本庸由監督は「甲子園で野球できることがこんなにうれしいことかと感じることができた」と振り返り、「チャンスを作って相手の粘り強い守備があった。もう少し早い回で得点を奪えれば、流れが変わっていたかもしれない」と話した。

 9回の猛追は「応援に来てくれた人がいる中で得点を見せずに帰るわけにはいかないと言った。その結果だったと思う」と明かし、意地の1点をもぎとった。

続きを表示

この記事のフォト

2021年8月10日のニュース