日本航空・豊泉監督、先制点もぎ取ったダブルスチールは「打てないと思ったので勝負かけた」

[ 2021年8月10日 18:51 ]

第103回全国高校野球選手権大会 1回戦   日本航空4ー0東明館 ( 2021年8月10日    甲子園 )

<日本航空・東明館> 6回2死一、三塁、本盗を決める日本航空の三塁走者・久次米(撮影・後藤 大輝)
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 2年ぶりの開催となった第103回全国高校野球選手権大会の第1日は10日、甲子園球場で1回戦が行われた。第3試合は13年ぶり6度目出場の日本航空(山梨)が、初出場の東明館(佐賀)を4-0で破った。

 中盤まで0-0の投手戦が動いたのは6回裏の日本航空の攻撃。ヒット2本で作った2死一、三塁のチャンスにダブルスチールを敢行し、待望の先制点をもぎ取った。このサインプレーを豊泉啓介監督は「打てないと思ったので勝負をかけました」と説明。「タイミングは遅かったと思うんですが、何とかかいくぐって成功させてくれました」と県大会でも2盗塁を決めていた俊足の三走・久次米を誉めた。その前の6回表2死で迎えたピンチに、ヒットで本塁に突入した二塁走者をホームで刺したセンター・エドポロ(3年)の好返球も大きかったと感じていたようで、「思ってもいないプレーが出た」と微笑んだ。

 ただ、8回に3点を加えたものの、そこまで打線がなかなかつながらなかったこともあり、「対策をしてきたつもりだったんですが、打ちたい打ちたいという気持ちが前に出すぎて、打たされるパターンにはまってしまった」と反省。「うちは守りからきょうのような接戦にもっていければと思います」と16年ぶり聖地1勝に満足せず、さらに勝ち上がっていくために気を引き締めていた。

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