阪神・佐藤輝「しっかりいいところ見せたい」 祖父母見守る“ラスト仙台”で目指せ3度目孝行弾

[ 2021年8月10日 05:30 ]

ロハス(左)と談笑すると佐藤輝(阪神球団提供)
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 5戦5発で滑り出したエキシビションマッチは直近5試合は本塁打がなく、残り1試合。阪神・佐藤輝は後半戦を見据えて表情を引き締めた。

 「最後の試合なんで、しっかりシーズンにつなげられる試合にしたい」

 今年3度目の“仙台凱旋”。今回も宮城県在住の父方の祖父母が観戦に訪れている。交流戦、オールスター第2戦では豪快なアーチを届けた。日本シリーズで楽天との対決が実現しない限り、10日が2021年最後の一戦。「(コロナ下で)わざわざ関西に来ることはないと思う。仙台で見せられるのは最後なので、しっかりいいところを見せたい」。目指すは3度目の“孝行弾”だ。

 台風の影響で夏の甲子園大会の開幕が順延した球児たちにはエールを送った。

 「コロナで凄く大変な時期だと思いますし、その中でもやれることをやってきて、甲子園出場を手に入れたと思う。しっかり楽しんで、甲子園で野球できるんだってことを、かみしめながら頑張ってもらえればいいんじゃないかなと」

 高校時代は近くて遠かった聖地が、いまは慣れしたんだ本拠地。助言を送るなら…。「外野のフェンスの形はしっかり確認して、難しいので。あとは風ですね」。完全燃焼を願っていた。(阪井 日向)

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