新田 夏初出場初勝利 長谷川「ミラクル」プレーで逆転阻止 直後に勝ち越し 静岡は4元号勝利ならず

[ 2021年8月10日 15:25 ]

第103回全国高校野球選手権大会 1回戦   新田4-2静岡 ( 2021年8月10日    甲子園 )

<静岡・新田> 7回1死一塁、新田・長谷川は静岡・山岸の中飛を好捕する (撮影・後藤 大輝)
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 2年ぶりの開催となった第103回全国高校野球選手権大会の第1日は10日、甲子園球場で1回戦が行われた。第2試合は夏初出場の新田(愛媛)が静岡(静岡)を4-2で下した。静岡は4元号での勝利はならなかった。

 90年センバツでの快進撃が「ミラクル新田」と称された新田が夏初出場で初白星をつかんだ。

 鋭いスイングが目立った。打線は今夏静岡大会で防御率0・00、1メートル92の長身右腕・高須に対し、コンパクトに振った。2回に8番・向井の右前適時打で先制すると、6回にも9番・山内が左前適時打で2点目を加点。高須をマウンドから引きずり下ろした。

 7回、同点に追いつかれ、なおも1死一塁の守備ではスーパープレーが飛び出した。

 静岡の9番・山岸が放った中堅への大飛球を、中堅の長谷川が背走しながらダイビングキャッチ。すぐさま起き上がり、飛び出していた一塁走者を8-6-3と中継して併殺に仕留め、逆転を許さなかった。

 すると、直後の8回の攻撃で、2番・入山が勝ち越しの右翼線適時二塁打。2点のリードに成功した。

 投げては今大会からエースナンバーを背負った1メートル67の2年生右腕・向井が8安打2失点完投と力投した。

 静岡は7回に同点に追いつく執念を見せたが、勝ち越せなかった。エース高須はしぶとい相手打線に苦しんだ。2点目を献上した6回途中から登板した2番手の鈴木は力投も、及ばなかった。

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