阪神・木浪も調子を上げてきた　2回の適時打で今季初打点　山本の移籍加入が心に「火」をつけた

セ・リーグ   阪神3ー6中日 （ 2021年4月3日    京セラドーム大阪 ）

＜神・中＞2回　2死二、三塁　近本の2点適時打で生還した三走・梅野（左）とタッチする二走・木浪（右は福谷）　　　（撮影・成瀬　徹）　　
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　阪神・木浪がバットでアピールした。0―1の2回1死一、三塁、福谷の外角ツーシームを逆らわずに左翼線にはじき返す同点二塁打。昨季8打数3安打1本塁打と相性の良かった右腕から、今季の自身初打点をもぎ取った。

　「点を取られてしまった後の攻撃でしたし、チャンスで打席が回ってきたので、絶対に走者を還すという強い気持ちで打席に入りました」

　打撃、守備ともに年々レベルアップしているが、今季は巨人から右打ちの山本が加入。相手先発が左腕だった2試合では先発遊撃手の座を明け渡しているだけに、毎試合、必死だ。7回の中飛、9回の二直も芯でとらえた痛烈な打球。相手の好守備で安打を“損した”が、打撃が上り調子なところをうかがわせた。