低調な虎のブルペンで示した投手主将の意地 岩貞が7回1イニングを「完全」救援

[ 2021年4月3日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神3ー6中日 ( 2021年4月3日    京セラドーム大阪 )

<神・中>7回に2番手で登板した阪神・岩貞(撮影・大森 寛明)
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 救援陣が苦しむ中、投手キャプテンの岩貞の存在感が光った。2点リードの7回から2番手で登板。1番からの攻撃を、わずか12球で3者凡退に退けた。まずは、ここまで29打席、三振のなかった大島から143キロ直球で空振り三振。高橋周はシュートで遊ゴロと、制球もキレも文句なしの内容だった。

 「(藤浪)晋太郎もすごく気合が入っていた。そのいい流れに乗って投げることができた」。3月31日の広島戦(マツダ)で7回、菊池涼にダメ押し本塁打を浴びた反省も生かし、立ち上がりに全神経を集中した。これで4試合に登板し、3ホールド。コンディションにも不安はない。

 「とにかくチーム一丸となって勝利を目指すだけ」。これからもブルペンを鼓舞する存在だ。 

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2021年4月3日のニュース