マリナーズ・雄星 初勝利ならずも自己最多タイ10三振に「投球内容自体には充実感がある」

[ 2021年4月3日 15:23 ]

マリナーズ・菊池雄星(AP)
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 マリナーズの菊池雄星投手(29)は2日(日本時間3日)のジャイアンツ戦で今季初登板。6回を投げ、6安打1四球10奪三振3失点。勝ち負けはつかなかった。10奪三振は自己最多タイで19年5月3日のインディアンズ戦以来2度目となった。5回までは3安打1失点の好投、試合も3対1とリードしていたが、6回に3番ドノバン・ソラノにカッターを中前打とされたあと、4番エバン・ロンゴリアに95マイル(約153キロ)の直球を右越えに2点本塁打で同点とされた。

 試合後の一問一答は以下の通り。

 ――今日のピッチングを振り返って。
 「良かった部分も多かったが、二発が悔いが残る。特に最後の2ランが残念。ああいうところで抑えられれば」

 ――立ち上がり、ストライク先行など、キャンプから取り組んできた課題がいい結果で出せて良かったのでは。
 「オフに取り組んできたことも出せましたし、ボール一つ一つは良かったし、ストライク先行も行けた。投球内容自体には充実感があります」

 ――点を取ってもらったあとに、ピッチングが変わってしまう傾向が見える。
 「たまたまじゃないですか」

 ――自己最多タイの10奪三振。
 「自分のボールがしっかり投げられた結果。ストライク先行で今日のような形で良ければ、三振数はついてくる」

 ――相手打線のアプローチに対し、試合中うまくアジャストした。
 「ストレートとカットボールに絞ってきているなという感じがあった。そこでスライダーをカウントを取る球として有効に使えた」

 ――投球フォームについては。
 「投げ終わった後も、しっかり右足一本で立てていた。綺麗に縦に体を使えていると、そういうフィニッシュになる。トータルに良いバランスで投げていた」

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2021年4月3日のニュース