コロナに負けん!ヤクルト3連勝 小川が8回途中まで零封し今季初勝利!陽性者出し大量入れ替えも借金完済

[ 2021年4月3日 05:30 ]

セ・リーグ   ヤクルト2ー0巨人 ( 2021年4月2日    東京D )

<巨・ヤ>今季初勝利を挙げた小川(撮影・村上 大輔)
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 ヤクルトは2日、巨人戦に快勝。先発した小川泰弘投手(30)は8回途中4安打無失点で今季初勝利を挙げた。昨年オフにFA権を行使した末に残留した右腕が本領を発揮し、3連勝(1分け挟む)に貢献。チームは31日に西田明央捕手(28)が新型コロナウイルスで陽性判定を受けて大量入れ替えも行うなどしたが、同日からの3試合を2勝1分けで乗り切って一気に借金を完済した。

 危機感を共有し、難局に一丸で立ち向かうチームは強い。エース・小川の言葉にも「今」が反映されていた。

 「チームはこういう状況ですけど、団結して。気持ちの部分で負けないようにと思っていた」

 チームは今、非常事態下だ。西田が31日に新型コロナウイルスの陽性判定を受け、青木、内川、川端も濃厚接触者と認定された。この日に「8番・一塁」で先発出場した松本友は昼間のイースタン・リーグのロッテ戦(戸田)でも「3番・一塁」で先発出場。いわゆる1軍と2軍の試合を同日にこなす「親子ゲーム」だ。松本友のように試合直前に大荷物を手に戸田からバタバタと東京ドームへ移動してきた選手が7人もいたことを小川は知っていた。俺がやるしかない――。そんな思いを白球に込めた。

 初回2死三塁を無失点。乗った。2回以降は危なげなく好投。7回2/3を4安打無失点で今季2度目の登板で初白星を手にした。前カードのDeNA3連戦は乱打戦も多く延べ15人の救援投手が登板。苦しいチームを思う気持ちを好投につなげ「前のカードでリリーフ陣をたくさん使っていた。何とか負担を減らしたかった」と胸を張る。6回の村上の決勝2ランには「勇気をもらった」と感謝した。

 やらなければいけない理由がある。昨オフに国内FA権を行使。熟考の末、残留を決めたのは12月24日だった。高津監督に電話で報告。すると「開幕投手を務めるつもりで来シーズンを迎えてほしい」と言われた。チームを去る可能性もあった自分に対する厚い信頼。目頭が熱くなった。

 コロナ禍となってからの3試合を2勝1分けで借金も一気に完済した。「投手陣の中心で、最後まで走り続けたい」と小川。2年連続最下位から巻き返し、15年以来の頂点に立つ。そう決めている。(川手 達矢)

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