関西六大学野球が開幕 今秋ドラフト候補の京産大・北山が貫禄の2安打完封

[ 2021年4月3日 16:58 ]

関西六大学野球 第1節第1日   京産大5―0大院大 ( 2021年4月3日    南港中央 )

<京産大・大院大>力投する京産大先発の北山亘基
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 関西六大学野球春季リーグが開幕し、2試合目は京産大が大院大に快勝した。今秋ドラフト候補に挙がる最速151キロ右腕の北山亘基(4年=京都成章)が2安打完封勝利。得点圏に走者を進めたのは4回の1イニングのみで、エースが貫禄を示した。

 「チームの1戦目を任せてもらい、勝つことだけを意識していた。1戦目に良い形でスタートできました」

 3回までパーフェクト投球。4回2死二塁から2連続四球で満塁とされたが、武器の直球で力ない一飛に仕留めた。「抑えたい気持ちが強すぎて、体が突っ込みすぎていた。イニング間でメンタルを整えて、1つ1つ集中して投げるように意識した」と高い修正能力を発揮し、5回以降許した走者はわずか1人。オープン戦では完投が一度もなかったが「練習でも追い込んでいるので、体力面の心配はなかった。1イニング1イニング積み重ねていけば問題ないと思っていた」と尻上がりに調子を上げ、最速147キロを計測した直球を主体に、三振も9つ奪った。

 3連覇中で優勝候補筆頭に挙がる大商大とは、最終節で激突する。この日、第1試合での大商大と神院大の試合も見た。「団結力があって強いチーム。それまでの節は、その節その節だけを考えて、最終的にいい形で(直接対決に)入れたら」。まずは自軍を勝たせることに徹し、18年秋以来のリーグ制覇を誓った。

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