4年連続日本一のソフトバンク攻略へ ハードな課題の秘策は「先発を崩す」こと

[ 2021年3月24日 06:00 ]

ソフトバンク・工藤公康監督
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 ストップ・ザ・ホークスはどのチームか。26日に開幕するパ・リーグは4年連続日本一のソフトバンクが王者として君臨する。本紙評論家たちに「ソフトバンクを倒すための秘策はあるか」を聞いた。

 絶対的な強さを誇るソフトバンクの牙城を崩す秘策はあるのか。中畑清氏は「簡単に優勝させないためには、他の5球団がソフトバンク中心のローテーションを組む必要があるんじゃないか」と包囲網の必要性を説いた。「打者をいかに抑えるかだが…」とは牛島和彦氏。「大砲にアベレージヒッター、逆方向に打てる打者などさまざまなタイプがいる。一筋縄ではいかない」とその難しさを強調した。

 「甲斐のような捕手が欲しい」と話すのは張本勲氏。扇の要で強肩を誇る。ソフトバンクの足攻を封じるのは甲斐しかいない、との論だ。森繁和氏は「相手チームはもう少し内角を攻めないと。投手が打者に遠慮していないか」。近年は自主トレなどで他球団の選手との交流も多く、以前と比べて厳しい攻めが減った印象だという。

 今年はコロナ禍の影響で試合は9回打ち切りに。先発、リリーフと駒がそろうソフトバンクには有利に働く。「試合後半の逆転は難しい。先発を崩すしかない」と槙原寛己氏。他の5球団の挑戦を、王者がどうはね返すかも見ものだ。

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2021年3月24日のニュース