中日・根尾に「吉報」届いた 3年目で初の「開幕レフト」決定的

[ 2021年3月24日 05:30 ]

開幕戦で左翼での先発が決定的な中日・根尾

 中日・根尾の「開幕左翼」が決定的となった。与田監督が23日のバンテリンドームでの全体練習後に「(開幕戦の)オーダーは決めています。(左翼も)僕の中で決まってる。今までやってきた形でそのまま行くと思ってもらえれば」と発言。根尾はオープン戦13試合のうち、9試合を左翼で先発出場しており、プロ3年目で初の開幕スタメンが確実だ。

 指揮官は練習に参加した野手17人で開幕に臨む方針も示し、20歳・根尾の他にも24歳・滝野、21歳・高松、20歳・石橋、19歳・岡林の5人が初めて開幕1軍入り。「怖さを知ってほしい。恐怖心は経験しないと拭えない」と理由を明かし、「あくまでもスタート。ここからどうやっていい数字を残していけるか」とさらなる奮起を望んだ。

 与田監督も新人時代に開幕戦で同点の延長11回無死一、三塁でプロ初登板。緊迫の場面を無失点に抑えた強心臓を武器に守護神として活躍し、新人王に輝いた。「僕らもそうやって育ってきた。若い子を育てる一つの方法。放り込んで、はい上がらせることが大事」。根尾にとって開幕スタメンどころか開幕1軍も未知の領域。開幕戦独特の緊張感、恐怖心に打ち勝ち、スターへの階段を上がりたい。 (徳原 麗奈)

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2021年3月24日のニュース