ソフトB・栗原「この支配から卒業しましょう!」 ペイペイドームで不振脱出を叫ぶ

[ 2021年3月24日 19:34 ]

練習の途中で声出しをする栗原(撮影・中村 達也)
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 打撃不振のまま開幕を迎えるソフトバンクの栗原陵矢捕手(24)が24日、支配からの卒業をペイペイドーム内で叫んだ。26日のロッテ戦を前にした午前11時からの全体練習開始前。声出し役を不意に松田に振られると、シンガーソングライターで故・尾崎豊さん(享年26)のシングル曲「卒業」の歌詞の一部を交えて、盛り立てた。

 「卒業シーズンです! 卒業と言えば、この曲。♪この支配からの卒業(歌う)♪ 皆さん、この支配から卒業しましょう! 今日も1日、頑張りましょう!」

 お笑い芸人・千原ジュニアや、アンパンマンの声モノマネなど声帯模写を得意とする盛り上げ隊長のシャウトで、笑い声とともに練習の活気は増したが、当の本人はオープン戦全14試合に出場し打率・186。14日のロッテ戦で今季1号を放ったがタイミングのズレ、肩の開きに違和感を抱え、試行錯誤。自慢の強打は、沈黙していた。そこで卒業の歌詞「あがいた日々も 終(おわ)る」にもあるように、切り替えを強調していた。

 「チームを盛り上げるのと、自分を盛り上げる意味で(卒業を)やりました。いろいろ言わせて頂いた。いつも体を張って覚悟を決めてやっています」。

 今季も本職の捕手に加えて一塁、三塁、左翼、右翼手とマルチに活躍中。昨季の日本シリーズMVPは「闘いからの卒業」を願い、打撃不調からの解放に向け、名曲で開幕への士気を高めていた。

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