日本ハム・栗山監督 野手陣に「全力疾走」投手陣に「攻める気持ち」の徹底を厳命

[ 2021年3月24日 05:30 ]

円陣で選手たちに話をする栗山監督(撮影・西海健太郎)
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 日本ハム・栗山監督が千葉・鎌ケ谷での全体練習前に選手を集めて訓示を行った。野手陣には「全力疾走」の徹底を指示。投手陣には「どんなに打たれている状況でも攻める気持ち」を求めた。この2つはそれぞれ、意識付けのために本拠・札幌ドームのベンチ裏に紙で貼り出すという。

 指揮官はこの意図について「一つの決めたことをしっかりやり切れれば、他のこともできるようになる」と説明。中国の思想家・孔子の名言「一を以て之を貫く」から引用した。全てはコロナ下で野球を続けさせてもらえることへの感謝の気持ちからで「どんな状況でも姿を見せる責任がある」と自らの熱い思いをナインに伝えた。

 栗山監督は選手を個別に呼んで考えを伝えることは頻繁にあっても、全体に向けた訓示の形をとることは多くない。「今日は(開幕1軍の)メンバーを決める日。ちゃんとやるべきことをやっておきなさい、としっかり話した」。今季のチームがとるべき姿勢を、開幕を控えたこの機会に語っておきたかった。

 戦術的には延長回のない9イニング制になったことを念頭に置くシーズンだ。「イニングが少なくなればなるほど、戦力層の厚みに関しては平等感が出る。凄く早め早めに勝負をしていくことしかない」。勝負を仕掛け、一つずつ勝利を積み上げる。

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2021年3月24日のニュース