ソフトB・森、21年型ボディー完成! 10キロ減で8年連続50試合登板へ万全

[ 2021年3月24日 05:30 ]

投内連係で軽快な動きを見せる森(撮影・岡田 丈靖)
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 2021年型ボディーの完成だ。ソフトバンクは23日、ペイペイドームで全体練習を再開し、26日のロッテとの開幕戦に向けた調整を行った。守護神の森唯斗投手(29)は約10キロのダイエットに成功し、例年以上の仕上がりで開幕を迎えられると自信の表情。8年連続50試合登板のクリアはもちろん、さらにフル回転してリーグ連覇に貢献すると誓った。

 引き締まった精かんな顔つきは、例年以上に体が仕上がっている証拠だった。工藤監督からオフの課題として減量を挙げられていた森は、準備万端ボディーで開幕3日前の練習メニューをこなした。

 「状態、球の切れはいいし順調。開幕が待ち遠しいです。特茶を飲み続けて体を絞ったのも良かったかな。シーズンを通してどうなるかですが、ちょっとずつ増えていく僕を見届けてください」

 森は冗談も交えながら100キロに達していた体重を91キロまで減らしたと明かした。ファスティング(断食)から減量を始め、特定保健用食品(トクホ)のサントリー「特茶」を飲み続けた。報道で知った同社から今月5日に1年分の商品が球団に送られ、「本当にありがたい。今も飲んで維持しています」と開幕前からハートも脂肪も燃えている。

 2月25日のロッテとの練習試合から対外試合7試合に登板し、計7回を3安打無失点に抑え、5奪三振1四球と仕上がりは万全。開幕にはモイネロが間に合わないが、岩崎、杉山ら中継ぎ陣と協力してカバーできると自信がある。「(モイネロが)抜けても、いい投手がいるし、そこはみんなでやらないと。普通にやれるところを見せたい」と頼もしい。

 今季は新型コロナウイルスの感染拡大を受けた対応として9回打ち切りとなり、救援陣をつぎ込むケースが増えることは確実だ。8年連続50試合登板、さらに球団最多を更新する73試合登板も視野に入れている森にとっては“朗報”で「僕からしたらありがたい。どんどん投げたい」と腕まくりした。

 工藤監督は「0・1トンになったらまずいので、そこは減らせと言ってきた。クリアはしているし、セーフ。うまく調整してくれて良かった」と爆笑しながら順調な調整に目を細めた。極上ボディーで開幕を迎える森が、今季も守護神として立ちはだかる。

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2021年3月24日のニュース